私は色弱です-良かったこと、苦労したこと

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色弱なんて気にすんな。

 

 

初めに

 

私は色弱だ。

 

初めて気が付いたのは小学生のころ。

美術の時間、1人だけ友達と少し違った色使いをしていた。

肌の色、机の色、葉っぱの色、川の色、描くものその全てが少しだけ変わっていた。

 

この記事では、色弱で困ったこと、うれしかったこと、感じたことを書いていきたいと思う。

 

また、色弱についてその程度はさまざまであり、私の様に私生活に何ら影響しない人もいれば、かなりの支障をきたす人もいるだろう。

私は専門家でも何でもないので、自分の症状について詳しく知りたい方は専門医の力を借りてほしい。

 

 

色弱の定義

 

まずは色弱の定義をWikipedia先生に聞いてみた。

色覚異常(しきかくいじょう)とは、ヒトの色覚が正常色覚ではない事を示す診断名である。正常色覚とされる範囲は、眼科学によって定義される。要因が先天性である場合を先天性色覚異常、後天性である場合を後天性色覚異常と分類する。先天性色覚異常を持つ人は、日本においては男性で約5%、女性で約0.2%の割合であるが、フランス北欧では男性で約10%、女性で約0.5%であり、アフリカ系の人では2~4%程度である[1]

 

なんと、日本人男性の5%が何らかの色覚障害を持っているらしい。

クラスで色弱は私1人なのだろうと思っていたので安堵するとともに、その症状を自覚することができてない人が大勢いるのではないかと不安になる。

 

自分が色弱かどうかは非常にわかりづらい。

人間は、自分が見たものがすべて真実だと考えるので、自分が見ているモノが他の人と違った色に見えているなんて思いもしないだろう。

特に幼少期は他人と「違うこと」に敏感な時期だと思うので、早期に自分の症状を自覚するのが良いだろう。

 

以下のサイトで簡単な検査を受けることが可能なので、「私ってもしかしたら」と考える方は是非やってみてほしい。

http://xritephoto.com/cool-tools

ちなみに、私の得点は81点であった。

 

 

困ったこと

 

以下に私が色弱で困ったことを書いていく。

色弱の方であれば共感できることは多いと思う。

 

 

焼肉

最も困るのがこれ。

友達の皆さんごめんなさい。

私が「もうこの肉食べれる?」って聞くのは色がわからないからなんです。

 

肉が焼けているかどうか、ほんとにわからない。

目を凝らせば微かに色が変化するのは知覚できるが、いかんせん自分の色覚に自信がない。

よって、色弱の人々は焦げるまで焼く。

また、1人では決して焼肉を食べない。

 

高いレストランに行っても、焼けていると確信したいので「ウェルダンで」と注文する。

シェフが「レア」をお勧めしようが必ず「ウェルダン」。

 

特に赤身が強敵。

 

 

待ち合わせ

 

これも困る。

「赤色の屋根の建物」とか言われても自信がない。

「茶色のビルだよ」と言われても確実にたどり着けない。

 

もし彼女が待ち合わせのときに「今赤い看板のところ、今日ベージュのコートだから」なんて言ったら、私は彼女に会うことすら叶わず途方に暮れること間違いない。

 

 

 

かなり困る。

以前紫の薄手のセーターを購入したのだが、後にそれがショッキングなピンクだと判明したことがあった。

あの時は自分でも信じられないくらい落ち込んだ。

どうやら、店内だと色の判断が付きにくくなるようで、それ以来服を買うときは蛍光灯にかざす癖がついた。

 

自分の感覚に自信が持てないので、モノクロの服を好む傾向があると思う。

 

 

絵画

 

これは別に困るというわけではない。

ただ、自分が見ている作品は他の人と違っているのかなとか考える程度だ。

 

絵の作者は当然ながら色に敏感であると思うので、その色を正確に分析できない自分はその絵の本当の価値や美しさに気づくことはできないのではないか、って思う。

 

 

黒板

 

これはまずい。

まず、黒板×赤チョーク。

あれはほんとに見えないのでやめてほしい。

数学の図であればなんとかなるが、文字になると全く読めない。

 

先生「大切なところは赤で書いておきます。」

いや、それただの虫食いですから。

 

同じような理由で、赤ボールペンも見えにくい。

こちらは黒板と違って見えないというわけではなく、「黒ボールペンとの区別が全くつかない」という表現が正しいか。

 

オレンジと青ボールペンは見やすい

 

 

食欲

 

これは私だけかもしれないし、何なら気のせいかもしれない。

私は食事に対してあまり興味がなく、体系もかなり細い。

それというのは、色弱のせいなのではないかと最近疑っている。

 

以前色覚異常者と健常者の見ている色を比較する写真を見たとき、私にはその違いがほとんどわからなかった。

強いていうなればイチゴがちょっと赤いかな、くらいの感想だ。

 

どうやら色覚異常の人々にとって「色」は全体的にくすんで見えるらしく、健常者から見たその写真の中の食べ物は、とてもじゃないが食べられるものではないらしい。

 

「食欲をそそる色」が存在するとして、それを認識できないのであれば、もしかすると私が少食なのは色弱のせいなのかもしれない。

 

 

「ぷよぷよ」

 

神のゲーム。

青と紫、黄色と緑を識別することはまず不可能。

4つ連ねてもぷよが消えることはない。

 

ぷよを「形」で判別するしか術はなく、「ハエを箸でつかむ」程度の動体視力を必要とする。

 

 

ライト

 

幼少時代、色弱によって最も精神的ダメージを負った。

 

ゲームボーイの電池が切れるタイミングがわからず、セーブデータが消えてしまうのだ。
ABボタンを連打し、ハイパーボールを20個ほど使用して仲間になったフリーザーが、次の瞬間また敵として目の前に現れる絶望感は計り知れない。

 

成人してからも微妙に弊害がある。

私はアイコスを嗜好するのだが、購入時お姉さんが「オレンジのランプが点灯したら、後2、3回吸えますよ」と言ってくれたのを覚えている。

であるが、未だかつてオレンジランプを目にしたことはない

 

 

よかったこと

 

次に、色弱で「ああよかったな」と思う場面を書いていく。

 

 

変化に敏感

 

「色」情報に頼らないからなのか、動的な変化に敏感である気がする。

コミュニケーションではその人が怒っているか、楽しんでいるか、その喜怒哀楽を筋肉の微妙な変化から読み取ることができる。

顔色はわからないが、顔色はうかがえるのだ。

 

 

話のネタになる

 

確率的にそれほど珍しくない色弱であるが、打ち明けるとなぜか珍しがられる。

「これ何色に見える?」ゲームは私も色を覚える訓練になるし、おもしろい。

 

 

甘えられる

 

色弱だと甘えられる。

焼肉では、「色わかんないから、お願い焼いて!」となる。

 

気になる子をデートに誘うときも、「服の色わかんないから、お願い手伝って!」と、良い口実になる。

 

問題が解けなくても、「黒板が見えないので」で済むし、遅刻しようが何かへまをやらかそうが「色わかんないから」だ。

色弱は万能の言い訳薬になる。

 

 

終わりに

 

最後らへんはふざけた。

 

さて、長々と色弱について書いてきたが、今一度強調しておきたいのは、「別に色弱であっても大して私生活に影響はない」ということだ。

 

「色覚異常」について「差別」であるとか「職業が制限される」とか意見はあるかもしれないが、それほど大きな制約は受けないので安心してほしい。

 

もしわが子が色覚異常をもっていたとしても、それは素晴らしい個性の1つなのだから何も心配することはない。

最後に、私が小学校2年生で描いた絵を晒してこの記事を終える。 

エキセントリックな色使いで味があると思う。

 

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