僕だけがいない街 8巻感想

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『僕だけがいない街』最終巻がkindleで発売されていたので読んだ。

 

 

宝島社さんの「このマンガがすごい 2016」の10位にランクインされ、今春アニメ化もされていた本作品。

その最終巻が先日発売されたので読みました。

 

前巻で愛梨にあって記憶を取り戻した悟。

今巻ではその悟と八代のラストバトルです。

以下ちょっとネタバレ含みます。

 

 

 

結末等は原作を読んでいただくとして、今回は犯人である「八代学」にスポットをあててみようかと。

 

 

過去

裕福な家庭の次男。

兄は家族から孤立し、その孤独は暴力という形で学に向けられた。

兄の標的はその後女児へと変わり、学は兄の欲を満たす手助けをすることに。

 

スパイス

「スパイス」は、矢代が幼少期飼っていたハムスター。

繁殖し面倒を見ることができなくなった友達から学は「なんとかする」と譲り受ける。

その後、ハムスターは水でいっぱいの瓶の中に。

水瓶の中一匹だけ力強く生きようとしている姿を気に入り、「スパイス」と名付ける。

後に、悟のことをスパイスと呼ぶ。

 

 

 

『信じていたよ、君が僕に「与えてくれる」事を。』

『これだ・・・この感覚。僕は今まさに「生」というものを実感している。』

矢代は女児を殺害することよりも、悟の「生きようという努力」から幸せを感じていた。

 

『悟、僕は「悪」か?世間の物差しではそうだ、だがそれは「理性」という言い訳の殻を破ろうとせず自分の本当の欲望を隠しているものが、自分を「善」であると肯定するための物差しだ。』

非常に知性が高く、自分の考え、使命感といったものがあるのではないか。

余談になるが、連続殺人犯は非常に知能が高いケースが多い。

 

『僕が最後に手にするのは「悟」と僕自身の「死」だ。』

『僕は僕の認めない物差しで裁かれることを拒否する。自分自身の手で「終わる」ことを選択するよ。』

『そして悟君が命と引き換えに手にする物は「死」という形での僕の「終わり」だ。』

生をコントロールすることに快感を覚える(power control-oriented)タイプ。

 

 

欲望を持つのは自由。が、人間である限り理性をなくしてはならないと考えます。

一線を越えてしまったらただの異常者。

八代は理性に打ち勝つことができなかった。

 

しかし、彼の人格は幼少期に形成されたことは事実。

両親、特に兄から受けた行為によって歪んでしまった。

 

 

 

まとめ

主人公は悟だが、幼少期の体験から歪んでしまった人間にもスポットをあててみると、さらに作品を楽しむことができる。

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Serial_killer

 

 

 
 

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