理想の教師について考える①

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理想の教師像についてのお話。

 

プロローグ

 

理想の教師ってなんだろう。

誰からも慕われる優しい先生だろうか。

その学問に精通した教授だろうか。

はたまた、GTOの鬼塚のような人物だろうか。

人によっては、「美貌こそが理想の教師である条件」と主張するかもしれない。

 

私の人生で、「この人こそが理想の教師だな」と思った人物が1人だけいる。

今日はその人と、理想の教師について書いていきたい。

 

 

中学での転機

 

私の人生で1つのターニングポイントを挙げるとするならば、高校受験が真っ先に思い浮かぶ。

なんとなく選んだ塾である教師と出会い、それは少なからず私の人生に影響を与えた。

 

地元の区立中学に入学した私は、平々凡々な人物であった。

勉強は嫌いで、予習復習などもってのほか。

テストはの順位は、下から数えたほうが早い程度。

ひたすらにサッカー部で汗を流していた。

 

1年生の終わりごろ、「みんな塾に通ってるらしい」という母の言葉に従い、私も学習塾に通うことになった。

そこで出会ったのが、私にとって今でも感謝せずにはいられない先生だ。

ここからはA先生と呼ぶ。

 

A先生の指導科目は英語であった。

その指導方針は超が付くほどのスパルタ。

 

英語が苦手科目だったこともあって、私は毎週居残りさせられていた。

毎週授業後に小テストがあり、教科書と単語帳だけを用いて自分で解ききるまで帰らせてくれなかった。

時には11時を過ぎることもあり、塾長がやってきて、私を帰らすようA先生に話していたのを覚えている。

be動詞ですらあやふやなのに、カリキュラムに沿って早いペースで授業は進んでいった。

毎回自分の学力を超えた範囲の授業なうえ、その復習と、私専用のテキストも課された。

 

さて上記の指導であるが、実はA先生のオリジナルだったのだ。

カリキュラムは塾が設定するよりも早く進んだ。

文法説明で、「塾のテキストがわかりにくい」との理由からA先生がホワイトボードに板書するのを書き写す形式だった。

補助教材は、塾が指定する以外のものを生徒に使用させていた。

また、10時を超える居残りは禁止されているにも拘らず、平気で生徒を居残りさせていた。

 

「なぜそこまで厳しく指導するのですか」と聞くと、「それくらいしないとお前ら伸びないだろ」と返された。

それはそうだなと思った。

 

A先生と出会って半年ほどだろうか、目に見える違いが表れた。

学校の定期試験が信じられないほど簡単になったのだ。

中学2年の夏以降、90点を下回ることはなくなった。

 

さらに進んで冬、受験を1年先に控えたごろ、私の生活に変化が訪れた。

サッカー部を退部することになったのだ。

5歳からサッカースクールに通い、プロを目指していたのだが、そのサッカーをきっぱり辞めた。

よくある虐めが原因なのだが、その話は気が向いたら書こうと思う。

 

サッカーを辞めた私は、ぽっかりとやることがなくなった。

学校が終わると、「あれ、なんでこんなに暇なの」と思った。

 

サッカーを辞め1か月、塾で友達とおしゃべりをしていたら、突然A先生が来た。

「〇〇、サッカー部辞めたんだって?んじゃ早慶めざせ。」

なにが「んじゃ」なのか分からないが、A先生が私に早慶を受験させるよう提案してきたことは理解できた。

 

「いいか、サッカーなり野球でも、ほんとに好きなことがあるのならそれをやればいい。でも〇〇はもうサッカー部辞めたんだろ、なら勉強しとけ。

勉強が辛いとか嫌いとかそんなのは気のせいだ、勉強しろ。〇〇は勉強好きじゃないだろ、だったらなおさら今勉強しろ。で、早慶に入れ。早慶の高校受験なんて楽勝だ、誰でも1年あれば合格できる。しかも、一度入れば大学受験がない。これはいいぞ、他の奴らが勉強してる中、高校時代は自由に遊べる。とりあえず早慶入っといて、趣味を見つけて、それを思う存分やればいいよ。

将来具体的にどんな職業に就きたいとかないだろ。勉強しとくとな、色んな職業につけるチャンスが出てくるぞ。〇〇が知らないような職業でも、勉強して大学行くと興味が出てくるかもしれない。しかもそういう職業は給料が高い。1千万プレーヤーにだってなれるぞ。」

みたいなことを言われたと思う。

 

まんまとA先生の口車に乗せられ、「確かに大学受験せず、それなりの大学に入れるんなら勉強しとこっかな」と考えた私はこの瞬間に高校受験を決意した。

この日からA先生に平日5時間、休日10時間の勉強を義務付けられ、その経験が私の将来を大きく変えてくれた。

 

約束をしっかりと守り勉強を続けた結果、私は志望校に合格した。

 

 

理想の教師に必要な2つの条件

 

以上が私の経験である。

次に、A先生をモデルに理想の教師に必要な2つの要素について書いていきたいと思う。

 

①生徒に目標を設定させる

②目標へのプロセスを提示することができる

 

特に①は非常に重要だと思う。

 

予想外に長くなったので続きはまた今度。

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